ライディングクロップとは、もともと乗馬用に作られた細長いムチの一種で、BDSM文脈では打撃系プレイ(スパンキングやフロギングなどを含む「打つ」系の行為)に用いる道具として広く知られています。全長は40〜75センチ程度が一般的で、先端に小さな革製のフラップ(「たたき」部分)が付いており、狙った部位を比較的ピンポイントで刺激できます。使用する側(トップまたはドミナント)がクロップを使って相手の身体を打つことで、痛みや皮膚への刺激、視覚的な演出を通じた支配と服従の関係性を表現します。強さは軽くなでる程度から、赤みや痛みが残る打撃まで幅広く調整可能です。スパンキングよりも道具を介する分、心理的な演出効果も高く、支配側の権威を視覚的に示す小道具としての側面も持ちます。パワーエクスチェンジ(権力交換)を好むカップルの間で定番の道具のひとつです。
使用前に、どの部位に使うか、強さの上限、プレイを止めるためのセーフワードを必ず話し合ってください。関節、背骨、腎臓付近、首など骨や臓器に近い部位への打撃は避けてください。臀部、太もも、肩甲骨周辺の筋肉が多い部位が比較的安全とされています。初めて使う場合は、自分の腕などで強さを確認してから相手に使うことを推奨します。使用後は皮膚の状態を確認し、あざや傷がある場合は適切にケアしてください。プレイ後のアフターケアも忘れずに行いましょう。
監修: Reviewed by the Jar of Kinks editorial team